1粒千円の大玉サクランボ「紅王」盗まれる 5キロ分、初の被害か

 山形県警は19日、今年本格デビューを迎えたばかりのサクランボの大玉品種「やまがた紅王(べにおう)」約5キロ(時価10万円相当)が天童市の農園から盗まれたと発表した。県によると、やまがた紅王の盗難被害が確認されたのは今回が初めて。

 やまがた紅王は、主力の「佐藤錦」などに続くブランドとして県が20年以上かけて開発した新品種で、500円玉ほどの大きさがある。酸味がやや少なく、ツヤのある外観が特長だ。

 価格は最大サイズで1粒1千円前後。昨年収穫が始まり、本格デビューと位置づける今季は前年の4倍に当たる約20トンの出荷が見込まれ、収穫の最盛期を迎えている。

 天童署によると、所有者(54)が同日、ビニールハウス内の木から出荷前の実が軸ごと無くなっていることに気づき、被害を届け出た。署が窃盗事件とみて調べている。

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