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朝倉市の国史跡「三連水車」 田植えシーズン迎えことしも始動
福岡県朝倉市の「三連水車」がことしも田植えのシーズンに合わせて回り始めました。
200年以上前から使われ続けている朝倉市の「三連水車」は国の史跡に指定されているほか、6年前の九州北部豪雨では被災からおよそ1か月で復旧し、復興のシンボルとも呼ばれました。
ことしも田植えの時期を迎え、17日、地元の神社で神事が行われたあと、筑後川から水車につながる水路の水門が開かれました。
そして直径4メートルから5メートルほどもある三連水車がしぶきを上げて回り始めると、訪れた地元の幼稚園の子どもたちが「がんばれ、がんばれ」と声援をおくっていました。
くみ上げられた水は水路を通って周辺の水田を潤します。
家族で訪れた女性は「夏の始まりを感じます。水車を見ているととても元気が出ます」と話していました。
水車を管理する山田堰土地改良区の古賀敏雄理事長は「無事、この日を迎えることができて、ほっとしている。たくましく回る水車を今後も存続させていきたい」と話していました。
朝倉市の三連水車は10月中旬まで水を送り続けます。