人流の回復に加え、海外からの渡航客が再び増加している。こうしたなか、コロナ禍で人員を削減した企業で人手不足感が高まってきた。コロナ禍中に、退職者の募集や補充採用の中止を行った企業の6割超(構成比61.5%)が、現在人手不足を訴えている。 アパレル関連や、旅客運送、旅行・冠婚葬祭などのサービス関連などを中心に、昨夏以降続いている人手不足感は、広範な業種で継続しており、一度削減した人員を再び回復させるのは、難しい状況にある。こうした業種では、業況の回復に反して、高騰した人件費をいかに捻出するかが大きな課題となりそうだ。
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