大阪・関西万博の運営組織「日本国際博覧会協会」(万博協会)は、万博の入場券について、開催期間の大半で何度でも入場できる「通期パス」などを追加する方針を固めた。入場券の種類を増やし、リピーターの獲得につなげる狙いがある。

通期パスは18歳以上の「大人」3万円で、基本となる「1日券」(大人7500円)の4倍の値段に設定した。開催期間(2025年4月13日~10月13日)のうち、来場者の集中が予想される最後の10日間を除き、午前11時以降に繰り返し入場できる。

7月19日~8月31日に午前11時以降で繰り返し使える「夏パス」(大人1万2000円)も導入する。午後5時から入場できる「夜間券」は、1日券のほぼ半額の大人3700円とした。金額はいずれも税込み。修学旅行や遠足などで訪れる高校生や小中学生、園児向けには団体割引も適用する。

 入場券の料金は今後、国の了承を得て正式決定し、年内に販売を始める。

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