耐えられない異臭…軽自動車に詰め込まれた70匹の猫 保護された子猫を迎え「昔は終電帰りもザラ、今は早く帰宅するように」
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/omoshiro/202306/0016495500.shtml
■軽自動車の中に70匹の猫が!
るぅくん(1歳1カ月・オス)は、群馬県高崎市で保護された。
ホームレス生活を送っていた50代の夫婦の軽自動車の中で、多頭飼育されていたという。
とうの昔に車検が切れた軽自動車の運転席から後部座席までの間には、約70匹の猫がいた。
トランクには猫の遺体も多く積まれていて、共食いも発生していた。夫婦は駐車場のコンクリートの上で寝ていたという。
夫婦の所持金110円。
猫達も数日食べていないようだった。猫と夫婦の食べ物を支援しつつ話を聞くと、住まいは福島県郡山市。
昨年11月に家賃滞納などで強制退去になり、猫70匹をトラックに乗せて郡山市から喜多方市へ移動した。
その時、猫は衣装ケースに入れて運んだため、大半が酸欠死したそうだ。ボランティアは怒りを露わにしないようにして話を聞いた。
12月初旬、夫婦は生き残った猫を軽自動車に乗せて福島に移動し、栃木県、群馬県へと彷徨ったという。
その間、車内では何十匹もの子猫が生まれ、ある者は死に、ある者は共食いした。
ボランティアは役所や社会福祉協議会、動物愛護センターの立ち合いの元、車内の猫を全部出させて確認した。
結局、全部で成猫が23匹、子猫が29匹いて、猫の形が残っている遺体が18体あった。
子猫のうちの1匹だったるぅちゃんは、保護された後、譲渡会に出た。