奈良県教育委員会は22日、天理市立小学校の校長に対し、文書訓告の処分にしたと発表しました。理由は「学校現場に著しい混乱を招いた」というのですが、いったい何が起きていたというのでしょう。
県教委教職員課によりますと、天理市にあるこの小学校では、今年度の水泳学習を実施するにあたって、「スカート型」の水着は着用禁止、「女子はワンピース型、もしくはセパレート型」とルールを定め、今年4月にこの水着ルールを通知しました。5月には、「レジャー用やスカート型は引っかかって、転倒等の危険があるため」と理由について追加通知していました。
そして、5月下旬と6月中旬に水泳学習が実施されます。
この際、2年生ら計4人の女子児童が着用した水着が、学校の水着ルールに違反していないかどうかを確認するために、児童の水着姿を教員が撮影し、SNSで体育主任に送信していたということです。
県教委は、「教員が児童の水着姿を撮影し、画像をSNSで送って確認する」方法を校長が容認していたことなどで、学校現場に著しい混乱を招いたとして、22日付で文書訓告の処分としました。
「水着ルールの全保護者への説明が不十分で、かつ水泳学習の直前であった」ともしています。
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