https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/557748
大西洋で沈没した豪華客船「タイタニック号」を探索するツアーで消息を絶った潜水艇についてです。酸素が尽きるまであと2時間ほどとみられていて、夜を徹して捜索が行われています。

潜水艇「タイタン」が消息をたってからまもなく4日となるなか、現地では懸命の捜索が続いています。

アメリカ 沿岸警備隊
「数機のP3哨戒機が昨日と同じように音を聞きました。その場所へただちに向かいました」

アメリカ沿岸警備隊は21日にも、海中で複数の音を感知したと明らかにしました。音の発信源が潜水艇かどうかはわかっていないということです。

こうしたなか、安全管理態勢にも疑問の声が出ています。複数のアメリカメディアは“運営会社の元社員が2018年に、潜水艇の安全性に懸念を示していた”と伝えました。潜水艇は“水深4000メートルまで乗客を運ぶことを想定していたにもかかわらず、設置された覗き窓は水深1300メートルまで耐えられる強度しかなかった”としています。

内部に残された酸素は残り2時間分ほどとみられていて、夜通し捜索が続いています。