パズーやシータではない…『天空の城ラピュタ』で宮﨑駿監督がいちばん思い入れ深く描いた登場人物の名前
海賊にして母、物欲と食欲の人・ドーラこそ宮﨑さんの思い入れのいちばん深い人。なにしろ宮﨑さんのお母さんがモデルなのだから。子どものころは「兄弟男ばかり4人そろってもおふくろにはたちうちできなかった」そうです。「想像力がかきたてられる」と音響監督の斯波さんをうならせ、金田さんに「描いてみたい」といわせた魅力ある“バアさん”です。
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宮﨑の母は、『ナウシカ』制作中の1983年に亡くなっている。宮﨑の弟である宮崎至朗が、『映画 天空の城ラピュタ GUIDE BOOK』に寄稿した「兄・宮崎駿」の中には次のように書かれている。
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母親は昭和五十八年七月二十七日に七十一歳で他界した。「ラピュタ」に登場する女海賊ドーラを連想してくれるといい。病気がちだったので、あの肉体的活発さはなかったし、もう少し美人だったと信じたいが、精神的迫力はまさにドーラに通ずるものがあった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37daa2b1e186bb697a6a79cf0b77d7c7c3c28683?page=1