みんなの広場
不審者と見られショック=福祉団体役員・古野貞幸・83(福岡県)

 先日、ショッキングな出来事があった。

 夕方、老人会の資料を配るため会員宅のポストに入れて回った。思ったより早く終わったので、散歩を兼ねながら帰宅することにした。
住宅街で外に出ている人はおらず、時折、車とすれ違うぐらい。自宅へ近道をするために大通りから小道に入った時のことだ。

 女子高校生のすぐ後ろを歩く形となった。女子高校生はかばんを下げていて、下校時間のようだった。
私の数歩前という距離。すると足音が聞こえたのだろう、女子高生はちょっと振り返り、急に歩幅を広くした。
それからはどんどん距離が広がり遠ざかっていった。「自分は不審者と見られたのだな」と感じた。

 その時の私はマスクは着用しておらず、Tシャツと白色のズボンという格好。
自分では普通の格好なのだが、すぐ後ろを歩いたことで怖がられたのかもしれない。ショックを受けつつ、反省もした。

https://mainichi.jp/articles/20230622/ddm/005/070/004000c