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ふらりと訪れた神奈川県小田原市にある小粋な本屋「南十字」で出合ったこの絵本。
娘が自ら手に取り、書店の隅っこでひとりで読んでいたようで、よっぽど気に入ったのか「これを買うまで帰らない」と。
こうして我が家に最近やってきた絵本なのですが、いろいろな素材を使ったイラストが子どもの心を虜にするだけでなく、内容がまた自然で素敵。

長年国を統治し続け、近々退位することを望んだ女王さま(しかも絵本の中では、シングルマザーで二度結婚しているという設定も現代的でよい)は、息子に結婚と国王への即位を提案。
そして来る日も来る日も世界中のお姫さまがお城にやってくるが、王子さまは全くときめかず、諦めかけたそのとき、王子さまはある別の王子さまと出会い、互いに一目惚れ。
結婚をして王さまと王さまになった二人は、末長く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし──。

プリンセスとプリンスが結ばれるというお話があるように、プリンスとプリンス、プリンセスとプリンセスが恋をする物語にも、子どもたちが当たり前に出合えたら。