潜水艇行方不明、乗船するCEOが語っていたこと
多数の業界関係者が安全性を疑問視していた
https://toyokeizai.net/articles/-/681291

規制があるから革新や成長がない」
ラッシュは過去にも、業界のお役所仕事と思われることについて公に語っている。

「商業用潜水艦業界では、35年以上にわたって負傷者が出ていない」と、ラッシュは2019年に出版されたスミソニアン・マガジンに語っている。「これだけの規制があるのだから、猥雑なほど安全だ。しかし同時にこの業界は革新や成長を遂げていない。それはいろいろと規制があるからだ」。

昨年のCBSの報道では、ジャーナリストのデビット・ポグがオーシャンゲートのタイタニック号見学の1つに参加しているが、乗船前にサインした書類には、これは「実験船」であり、「いかなる規制機関の承認や認定も受けておらず、身体的傷や心の傷、死に至る恐れがある」と警告があったという。

オーシャンゲートは、2021年と2022年の過去2回、タイタニックへの探検を行っており、今年5月のブログでは、新たな旅では「つねに新しい挑戦を期待している」と綴っている。