「家具屋姫」が経営の現場に戻ってくる。

大塚家具のすべての役職を辞任してから約2年半――。同社・元社長の大塚久美子氏(55)が、6月26日付でIT機器メーカー・メルコホールディングスの社外取締役に就任することが内定したのだ。メルコの牧寛之社長との個人的な縁がキッカケで、社外取締役に抜擢される予定だという。

「久美子氏と大塚家具の創業者で父親である勝久氏とのお家騒動が発覚したのは、9年前の’14年ごろです。経営方針をめぐり父娘が激しく対立。久美子氏は父親を社長から解任し、自身で経営の舵をとりますが業績は急激に悪化します。

家電大手・ヤマダ電機(現・ヤマダホールディングス)の傘下に入り倒産は回避したものの、企業としての大塚家具は消滅しました。久美子氏は’20年10月に、大塚家具のすべての役職から退いています」(全国紙経済部記者)

『FRIDAYデジタル』は’19年12月12日配信の記事で、久美子氏が経営に失敗し大塚家具をヤマダ電機の傘下とするまでの詳しい背景を報じている。再録して、久美子氏の素顔や父娘のお家騒動を振り返りたい――。

(以下略)
https://friday.kodansha.co.jp/article/317049?page=1