<独自>エバーパイロットを書類送検 航空予備校の名誉棄損疑い 警視庁

航空機のパイロット養成機関「航空大学校」(宮崎市)の受験対策を行う東京都内の予備校の代表をインターネット上で誹謗(ひぼう)中傷したとして、警視庁は23日、名誉毀損(きそん)容疑で、台湾の航空大手「エバー航空」の日本人パイロットの40代男を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、書類送検容疑は、令和3年6月と10月、自身が開設したブログ上で、予備校の代表だった40代の男性をイニシャルで名指しし、「学生を小ばかにしてしまう言動が出てしまう」や、「ほとんど何もやらずに合格体験記だけを集めて学生から何十万ブンダくっている」などと投稿したとしている。

男性が麻布署に告訴状を提出。捜査の過程で台湾在住のパイロットの男の関与が浮上した。調べに対し、男は「書き込んだが、名誉毀損する意図はない」などと容疑を否認しているという。

誹謗中傷された男性は産経新聞の取材に「大きなダメージを受けた。同じ航空業界の人の行為だったことは残念だ」と話した。一方エバー航空は「警察が捜査しているのであれば、今後判明する事実に応じ、対応を考える」としていた。

https://www.sankei.com/article/20230624-EESGU3OT3BPIRGRAFTUSFN3O4I/