他人がSNS中傷を「捏造」、木村花さんの母は気づかず提訴…真偽見極め困難


 テレビ番組に出演していた女子プロレスラー木村花さんがSNSで中傷されて自殺した問題を巡り、母親が中傷の投稿をされたとして損害賠償を求めた訴訟で、証拠とした投稿が第三者による 捏造ねつぞう とみられることがわかった。投稿内容の捏造は技術的に容易とされる一方、それを偽物と見抜くのは難しい。ネット上には真偽不明のものが出回っており、対策が求められる。

 SNSでの 誹謗ひぼう 中傷を巡り、国は花さんの問題を機に対策に乗り出している。投稿者の特定まで複数回必要だった裁判手続きを原則1回で済むようにしたほか、刑法上の侮辱罪の罰則も強化した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230622-OYT1T50090/