ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏の反乱がどう展開しようとも、ウクライナの政府当局者が確信していることが1つある。ウクライナを利する結果になるということだ。

  ウクライナの反転攻勢開始から3週間が経った重大な局面で、ロシアは混乱に陥ったことになる。状況がどうなるかは今後24-48時間が鍵を握るだろうが、ウクライナが急いで軍事的な対応をとることはないと、ゼレンスキー大統領の顧問を務めるミハイロ・ポドリャク氏は語った。

  それでも、この混乱はロシアの政治システム内に分裂があるという明らかな証拠で、プーチン大統領の戦争遂行の妨げになることは確実だと、ポドリャク氏は指摘した。

  自身の執務室でインタビューに応じたポドリャク氏は、「ウクライナにとって間違いなく吉報だ」と述べ、「戦争終結を早めるのは確実だろう」と続けた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-24/RWRPVUDWX2PS01