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岸田文雄内閣の支持率が急落するなか、日本人拉致問題をめぐる北朝鮮との交渉に注目する向きがある。岸田首相が先月、「私直轄で協議を行いたい」と表明すると、北朝鮮側も「朝日両国が会えない理由はない」と異例の反応をしたのだ。岸田首相は7月上旬にも、拉致被害者の曽我ひとみさん(64)と東京都内で面会する方向で調整に入った。膠着(こうちゃく)した局面を打開して、拉致被害者家族が熱望する「拉致被害者の全員帰国」の実現につなげれば、岸田首相の歴史的な外交成果となる。ただ、北朝鮮は自分に有利な「幕引き」を図ろうと、ウソの主張を展開し、ニセ遺骨まで渡してきた過去がある。決して足元を見られない、決然とした外交姿勢が求められる。
【写真】体重は140キロ台半ば、ニコチン依存と睡眠障害を抱えているとされる金正恩氏
日朝交渉が再注目されたのは、岸田首相が5月27日、拉致解決を求める国民大集会で発した以下の言葉だ。
「すべての拉致被害者の1日も早い帰国を実現すべく、全力で果断に取り組む。条件を付けずに、いつでも金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と向き合う決意だ」「日朝間の懸案を解決し、両者がともに新しい時代を切り開いていくという観点からの私の決意を、あらゆる機会を逃さず伝え続けるとともに、首脳会談を早期に実現すべく、『私直轄のハイレベル』で協議を行いたい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d899ad99b456a10adc5faea6f82bb0da589e005c