スイスの国際経営開発研究所(IMD)がこのほど発表した2023年版「世界競争力ランキング」で、日本の競争力は経済実績の悪化などが響き、前年から順位を一つ下げ、世界35位だった。順位は2年連続で低下し、過去最低となった。
 IMDは世界の主要な64カ国・地域を対象に、「経済実績」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4項目で、競争力を評価している。日本は「ビジネスの効率性」を除く3項目が軒並み、前年よりも順位を落とした。
 アジアでは世界4位のシンガポールが最高。6位の台湾、7位の香港とともに世界のトップ10に入った。中国(21位)や韓国(28位)も日本を上回った。

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