孤独な人がやりがちな「4つの間違い」 心に壁を作ってしまう人の特徴とは

気分が落ち込んでいたり孤独を感じていたりするとき、ますます自分の殻に閉じこもりがちではないだろうか。それは私たちが人付き合いについて誤った思い込みをしているからだと、米ジョージタウン大学教授の心理学者が説く。

先日、ある患者に「助けが必要なときに電話できる人はいるか」と尋ねたら、こう返ってきた。

「誰もいません」

こうしたケースは珍しくない。臨床心理士として日々患者を診ている私は、孤立している人が増えているのを感じている。

ピュー・リサーチ・センターが2022年9月に実施した調査によると、米国の成人の42%が、過去1週間に少なくとも1日か2日、孤独を感じたと回答した。孤独は、鬱病、人格障害、自殺、認知症、心血管疾患、さらには早世のリスクを高めることが明らかになっている。

孤独は、自ら望んで一人になることとは異なる。行動科学者は孤独を「自分の社会的欲求が、とりわけ人間関係において質的に満たされていないという認識に伴う苦痛な感情」と定義している。

85年にわたるハーバード大学の幸福研究では、幸せで健康な人生を送るためには社会的なつながりが最も重要だと示された。だが人とのつながりを築くのは簡単ではなく、とくに大人になってからは難しい。

孤独な患者たちに向かって、新しい人と出会ったり旧交を温めたりする方法について話をすると、彼らの行く手を阻んでいる勘違いが必ず1つや2つは出てくる。誤った思い込みのせいで、人付き合いへの第一歩が踏み出せないでいるのだ。

孤独を感じている人がどんな間違った思い込みをしているか、ひとつずつ見ていこう。


1:人に会うのは(痩せて、幸せになって、鬱が治って)輝きを取り戻してから

私の患者のなかには、痩せないと誰もデートしてくれないと信じ込んでいる若い男性がいれば、鬱病と向き合わなければ自分と親しくしてくれる人などいないと思っているシニア世代の女性もいる。つまり、人は周りからのネガティブな評価を気にしがちなのだ。

だからセラピーセッションでは、...

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