鹿児島県屋久島町の口永良部島では、火山性地震が多発していることから、気象庁は27日午後6時42分頃、噴火警戒レベルを「3(入山規制)」に引き上げた。

気象庁によると口永良部島では、山体の浅いところを震源とする火山性地震が24時間で50回発生していることから、火口から2キロ以内に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるという。気象庁は、新岳火口から2キロの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流への警戒を、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では火砕流への警戒を呼びかけている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230627-OYT1T50221/