電動キックボードの規制強化へ イタリア
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【AFP=時事】イタリア政府は27日、道路交通法を改正し、電動キックボードの規制を強化する方針を示した。
マッテオ・サルビーニ(Matteo Salvini)インフラ・運輸相が起草し、ジョルジャ・メローニ(Giorgia Meloni)内閣が閣議決定した改正案によると、電動キックボードで公道を走行するには、ナンバープレートを取得し、保険に加入しなければならない。ヘルメットの着用も義務付けられ、歩道への駐車も禁止される。
電動キックボードは交通渋滞が深刻な都市や自転車専用道路が少ない都市を中心に人気を博しているが、自動車の運転手から危険性を指摘され、大都市の歩道やバリアフリー経路を日常的にふさいでいるとの苦情も出ている。
イタリアでは、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)の後、電動キックボードの人気が急上昇した。シェアモビリティー監視団体によると、イタリアの電動キックボードのレンタル台数は2021年時点で4万5000台以上だった。ローマの交通量の多い道路では、観光客や地元住民がヘルメットを着用せず電動キックボードに乗る姿もよく見られる。【翻訳編集】 AFPBB News