石破議員の地元・鳥取で「ラーメン議連」発足「材料の自給率2割以下」食料安全保障考える(鳥取市)|FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/549905
ラーメンで地方創生を目指します。
鳥取県議会で、29日、全国でも珍しい「ラーメン議員連盟」が発足しました。
なぜラーメンなのでしょうか?
29日、鳥取県議会であった「議員連盟」の設立総会。
斉木正一鳥取県議:
「わたしも初めて見る文字です。『ラーメン議連』という総会を始めたいと思います。
発足したのは「ラーメンから食文化の伝承と食料安全保障確立を考え地域の活性化と地方創生を目指す鳥取県議会議員連盟」、通称「ラーメン議連」です。
参加するのは議員35人のうち、28人。「超党派」で結成されました。
「ラーメン議連」野坂道明会長:
「広くPRして、鳥取県のラーメンの代表として、認知していただけたらなと思います」
この「ラーメン議連」、きっかけとなったのが…
石破茂衆院議員:
「ラーメンは日本国だ!」
鳥取県選出の石破茂衆院議員。
石破議員は2022年4月、自民党所属の国会議員有志と「ラーメン議連」を結成。自ら会長を務めています。
今回、地元でも同じく議連の立ち上げを提唱しました。
石破茂衆院議員:
「地方に特色のあるラーメンがあるわけで、それを使って、内外から人を集めて地域活性化を図ろうというのがあります」
狙いはラーメンによる地域活性化。
鳥取のラーメンといえば、牛の骨から出汁をとる「牛骨ラーメン」。
今回の議連設立に県内のラーメン屋さんは…
香味徳・紙徳武男さん:
「そりゃありがたい。最高、幸せです」
牛骨ラーメンのさらなるPRに期待しています。
一方、一杯のラーメンから日本の深刻な問題も浮かび上がってきます。
「ラーメン議連」野坂道明会長:
「ラーメンでいけば、食料自給率が20パーセントに満たない」
麺の材料である小麦、スープの醤油、チャーシューとなる豚のエサは、ほとんどが外国産。ラーメンの国内自給率はわずか12%と推定されるということです。
「ラーメン議連」野坂道明会長:
「当たり前に食べているものが、ほとんど自国で自給できていないという問題で、そこから様々な課題が見えてくるんだろうと思う」
全国でも珍しい県議会議員による「ラーメン議連」。
今後、国会議員と連携して、ラーメンを使った地域振興を進めます。