アファーマティブ・アクション判決で企業の多様性プログラムが標的に
保守派団体は、最高裁判決を企業の多様性、公平性、インクルージョン・プログラムに対する挑戦の口火と見ていると述べている。
https://www.washingtonpost.com/business/2023/06/29/affirmative-action-business-diversity/
> ノースウェスタン大学のアルビン・ティラリー教授(政治学)は、フォーチュン500社に名を連ねる企業に対し、
多様性イニシアティブの実施方法についてコンサルティングを行なっているが、
アファーマティブ・アクションを廃止するという判決は、企業に冷ややかな影響を与えるだろう、と述べた。
> 「私がクライアントに考えさせようとしているのは、
過剰なコンプライアンスにならないようにすることだ。
最高裁が大学入試におけるアファーマティブ・アクションを否定した場合、
顧問弁護士が『ああ、これで終わりだ』と言うようなことがあってはなりません」。
> ノースウェスタン大学教授でダイバーシティ・コンサルタントのティラリーは、
企業に対し、「ダイバーシティ(多様性)」という言葉や
「DEI」という頭文字を使った取り組みのラベル付けをやめるよう勧めるつもりだという。
「タイトルVIIコンプライアンス・プログラムと呼ぶべきです。
「つまり、チーフ・ダイバーシティ・オフィサーはタイトルVIIコンプライアンス・オフィサーになるのです。
インクルージョンのトレーニングは、
タイトルVIIのコンプライアンス・トレーニングになるのです」。
・ DEI … Diversity, Equity, Inclusion(多様性、公平、包括)
・ タイトルⅦ … 公民権法第7編。人種などによる雇用差別を禁止