伝統の厄払いに訪日客も驚き 今年も折り返しで「夏越の大祓」(テレビ朝日系(ANN))
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6月30日のきょうは早いもので今年の折り返し地点です。浅草寺、本堂の隣にある浅草神社。境内では不思議な光景が。アメリカから来た観光客の男性。8の字にぐるぐると回っています。一体、何を…。

アメリカから来た観光客:「今後の人生が健康になる。だから輪っかをくぐる。1カ月前に心臓発作を起こした」

草で編まれた輪っかは「茅の輪」と呼ばれています。古来から続く「厄除け」の儀式「茅の輪くぐり」です。今年、前半の半年間で自身が知らず知らずのうちに犯した罪や過ち、心身のけがれを清めて残り半年の「無病息災」を祈ります。この伝統行事が外国人客に大人気。

オーストラリアからの夫婦:「今年、後半が良いスタートになる気がする」

1年の最後「大みそか」に行われるのが「年越の大祓(おおはらえ)」。1年の折り返しである6月のみそかに行われるのが「夏越の大祓」です。今年はコロナ禍での人数制限が緩和され、約160人が厄除けの神事に参加。

参拝者(50代):「半年間のけがれを浄化しに来た。去年、父親が亡くなったがお陰様で今年は家族、皆元気で」
参拝者(50代):「病気したので健康でいたい気持ち」

浅草神社では1年半ばの節目として「初詣」ならぬ「夏詣」を7月1日から七夕まで開催。コロナ前は多くの外国人客が夢中に。7月1日からの「夏詣」を前に1人旅の中国人女性が。バリ島でスキューバダイビングを満喫した後、日本へ。恋人と別れたばかりで“傷心旅行”だといいます。

中国から来た女性(28):「輪をくぐって平穏な気持ちになった。未来を祈るために、ここに来たので。来年は世界中を旅行するお金がほしい。私と一緒にいてくれる人を見つけて世界で面白いものを発見したい」