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「ちょっと前に流行った靴」捨てずに活用するテク。そのまま履くと野暮ったいけど、今っぽく使うには
こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子です。昨今のファッショントレンドはとにかく変化がいちじるしく、服だけでなく靴や小物の流行も一新されています。毎度、鮮度の高いアイテムを買い換えたいと思う人でも、まだ履ける靴を捨てるのってちょっともったいないですよね
そこで今回は、まだ履けるけどトレンドから外れてしまったサンダル・シューズを、着こなし方で今っぽく履くテクニックをご紹介します。
ラウンドトゥのバレエシューズ
つま先にまるみのあるラウンドトゥは、コロンとしたフォルムで可愛らしいと2010年〜2015年前後まで定番として親しまれていたデザインです。この時期にとにかく流行ったのがバレエシューズ。ブームの火付け役となったのがrepetto(レペット)の赤のバレエシューズでしょうか。これまでヒールパンプスが主流だったのに対し、おしゃれで可愛いフラットシューズが出始めて、ローヒール時代が到来しました。
そこから5年以上経った今、流行のラウンドトゥは影をひそめ時代はポインテッドトゥ、そしてスクエアトゥに移り変わりました。今ラウンドトゥのバレエシューズを履くと、服装との合わせ方によっては足元が野暮ったく見えてしまうイメージがあります。
そんなバレエシューズを今っぽく履きこなすなら、ボーダーカットソー&パンツでフレンチシックな着こなしと合わせるのが良いでしょう。バレエシューズを可愛く履くのではなく、大人モードに履きこなす。赤は差し色で効かせたいので、トップスもボトムスもあえてモノトーンでクールに仕上げましょう。モード時代のシャネルルックを意識した着こなしにすると、流行に左右されないタイムレスなコーディネートに。
オープントゥのヒールサンダル
2012年前後は女子アナ屈強時代。とにかくモテ、男ウケというキャッチコピーが全盛期だった頃は、サンダルもヒールサンダルでコンサバティブなデザインが多かったです。
なかでも人気だったのはオープントゥのヒールサンダル。つま先の一部分が開いたデザインが、上品で涼しげだと人気を博していました。しかし、現在のファッショントレンドではオープントゥのヒールサンダルはあまり見かけません。
そんな、かつての流行であるオープントゥサンダルを今っぽく履きこなすなら、裾がゆったりしたパンツを合わせてつま先だけ露出させて。
オープントゥサンダルのシルエットがすべて見えてしまうとデザイン的に古臭いイメージが強くなります。ですが、かかと部分を隠し、つま先のみを見せることでサンダルのデザインがわからなくなり、古いイメージが払拭されるのです。
つま先が開いているので、先端に視線が集中できるようにスタイリングをするとコーデに抜け感も生まれて良いですね。オープントゥサンダルはコンサバなイメージが強いので、着こなしはモードライクやマニッシュな要素を足してあげるとさらに着こなしに洗練さが生まれるでしょう。
靴を露出しすぎないことが、履きこなしを一新するコツ
かつて流行ったシューズやサンダルはデザイン自体が古いイメージになっているので、靴の全体像が分かるような着こなしにすると野暮ったさが出るので気をつけましょう。そのため、スカートでもパンツでも基本的にはロング丈で靴を部分的に隠すことを意識してください。
手持ちの靴を上手に活かしたいときの参考にしてみてくださいね。