円安加速でステーキ仕入れは2000円上昇 食品値上げラッシュに拍車...
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30日、取材班が向かったのは、多くの高級ブランド店が集まる東京・銀座。
たくさんの外国人観光客が買い物を楽しんでいた。
外国人が手にしていたのは、買い物袋。
急速に円安が進む中、外国人観光客にとって、物価が安い日本は買い物天国となっている。
アメリカからの観光客「ZARAでイヤリングを買った。1,500円ぐらいだったが、アメリカだと5,000円はすると思う。できればずっと日本にいたいわ」
スペインからの観光客「(セリーヌの)バッグを買いました。日本円は、今とても安い。助かります」
30日の東京外国為替市場では、およそ7カ月半ぶりとなる、一時1ドル = 145円台に下落。
東京・渋谷にあるディスカウントストアでは、爆買い中の外国人観光客でごった返していた。
アメリカからの観光客「こんなに買うと思わなかった。1時間かけて、スーツケースに詰め込もうとしたが無理だった。だからバッグを買いました」
爆買い用に、スーツケースを購入する人もいた。
一方で、円安は輸入品の値上がりとなって、わたしたちの家計を直撃している。
円安に悲鳴を上げていたのは、東京都内にある人気のステーキ店。
一番人気は、肉厚でボリューミーなアメリカ産の牛肉を使った「テキサスステーキ」。
しかし、2022年から続く円安の影響で、肉の仕入価格が、1kgあたり2,000円ほども上昇。
700円の値上げだけでは対処しきれず、肉そのものを、価格の安いサーロインステーキに変えたという。
それでも、円安がこれ以上進めば、再び値上げせざるを得ないと話す。
市ヶ谷テキサス・近藤秀士店長「(円安の影響で)間違いなくダメージを受けている。アメリカンスタイルで、盛り盛りでボリュームがあるように提供していたのが、少しサイズがこぢんまりしてしまう...」
7月も食品など3,500品目の値上げラッシュが続く中、この物価高に、円安がさらに拍車をかけることになりそう。