野球評論家の張本勲氏(77)が12日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・0)の名物コーナー「週刊・御意見番」に登場。

米大リーグ挑戦を正式に表明した日本ハム・大谷翔平投手(23)について、「もったいない。球団が引き留めてやらないと。よくファンは黙っているよね。
1、2年いないかというような姿勢を見せてくれないと。いまは『いけ、いけ』といっているだけだから。プロ野球界が崩壊しますよ」と残念がった。

大谷は11日、東京都内で会見。ポスティングシステムを利用しての米大リーグ挑戦を正式表明した。
5年間を過ごした球団や北海道のファンに感謝の気持ちを伝え、少年時代から抱いていた夢の実現を前に「どれか一つを諦めるということは考えていない」と、二刀流の継続を希望。

移籍先選びは起用法を重視し、交渉のために渡米する考えもあり、最終目標には、二刀流でのワールドシリーズ制覇を掲げた。

 ポスティングシステムは日米間で従来通り、日本の球団が譲渡金の上限を2000万ドル(約22億6000万円)に設定し、支払う意思のある全ての大リーグ球団が選手と交渉できる内容で大筋合意している。
だが25歳未満の選手には獲得資金の上限が制限されており、今回の移籍交渉は金額以上に、難しい二刀流の起用法が焦点となる。

張本氏は「(大谷が)米国で活躍しても米国人は喜ばないよ、腹の中は。自分の国の選手が活躍した方がいいと思うんじゃない?」と持論を展開した。

https://www.sanspo.com/article/20171112-GE5QIZK4H5P4NDX4K3JLHS5MSY/