安倍晋三元首相が奈良市内で銃撃された事件から1年を迎える8日について、仲川げん市長は、有志が現場に献花台を設置し、市が道路管理者として支援すると説明した。30日の定例記者会見で答えた。
安倍氏は昨年7月8日に近鉄大和西大寺駅前の市道で選挙演説中に撃たれた。自民党関係者らでつくる任意団体が8、9日に現場付近で献花台を設ける意向を示しており、市が道路の占用許可を出す。
現場は県内最大級のターミナル駅の前で、交通量が多い。市は当日、供え物の管理や体調不良者の対応など、「道路管理の範囲内で側面的な支援」にあたるという。市で式典や半旗掲揚は行わない。その理由について「(賛成と反対の)分断や衝突が起こるのは避けたい」と説明した。
https://www.asahi.com/articles/ASR6Z6TLQR6ZPOMB00C.html