マイナ証明書トラブル、富士通だけなぜ続く? 識者が投げかける疑問
田中奏子 奈良部健2023年7月3日 20時30分

 マイナンバーカードの利点の一つとされるコンビニなどでの証明書交付サービスを巡り、別人のものが発行されるトラブルが富士通のシステムで先月、再び見つかった。このサービスを手がける会社は他にも複数あるなか、なぜ富士通だけ問題が相次ぐのか。識者からは「技術的な稚拙さ」を指摘する声が出ている。

 富士通をめぐっては今年3月以降、子会社の「富士通Japan」が運用するシステムで別人の証明書が発行される事例が相次いだ。富士通は「申請が集中してシステムに負荷がかかったことが原因」とし、5月からシステムを使う全123自治体のサービスを停止して点検を始めた。

https://www.asahi.com/articles/ASR736F3RR73ULFA016.html