爆発物の原料となりえる化学物質を大量購入 安倍元総理銃撃事件1年を前に不審者が店を訪れた想定でテロ防止訓練 警視庁公安部

安倍元総理の銃撃事件からまもなく1年が経つのを前に、東京・足立区のホームセンターでは、警視庁公安部などが爆発物の製造を未然に防ぐための訓練を行いました。

きょう午前8時半過ぎから、足立区大谷田のホームセンターで行われた訓練は、爆発物の原料となりえる「アセトン」を大量に購入しようとする不審者が店を訪れたとの想定で行われました。

訓練では、レジで会計を担当していた店員が「アセトン」の購入目的や身元などを聞こうとしたところ、不審者がそれを拒んで立ち去ったため、店員が110番通報しました。

警視庁は、警察庁が指定する爆発物の原料となり得る化学物質11品目のうち、身元確認を法律で求められていない「アセトン」を含む5品目について、店側が購入者に使用目的などをたずねる際の質問の目安となる用紙をホームセンターや薬局などに配布しています。

警視庁は、「民間事業者や地域住民と連携して、テロを未然に防いでいきたい」としています。
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