「盗聴されている」「電磁波攻撃を受けている」「集団ストーカーの被害に遭っている」。
幻覚や幻聴が特徴的な精神疾患・統合失調症を患った人たちがそんな相談を探偵会社に持ちかけ、何十万円、何百万円という法外な料金をとられて「カモ」にされるケースが多発している――。

「総合探偵社フォーチュン広島」の社長、重川亮さん(49)が探偵業界の暗部を明かしてくれた

実は統合失調症と思われる人からのクレームも増えています。クレームはほとんど電話で
「あなたは日本の闇を何も知らない」「集団ストーカーや電磁波攻撃は存在するのだ」「統合失調症という病気は存在しないのだ」などと言われています。
長野県からわざわざ文句を言いに来られた女性もいました。

そういう人たちに対しては、「尾行にもお金が必要ですよ。四六時中、5年も10年もあなたを尾行しているストーカーの人たちは生活費をどうしているのですか」
などと遠回しに被害妄想であることを説明したりもしますが、絶対に納得してくれません

探偵会社が統合失調症の人を騙すには、ホームページなどで「集団ストーカーを撃退する」「電磁波攻撃に対処する」「盗聴器を発見する」という3つをうたっておけばいいのです。統合失調症の人たちは探偵会社に相談する際、「この苦しみから逃れたい」と、すがるように電話しますから、騙しやすいのです

たとえば、「誰かに監視されている」という妄想に囚われた人がネットに集まると同じ被害を訴える人たちが集まり
そうやってネット上で同じ症状に悩む人同士が知り合い、情報交換を重ね、妄想の内容が統一化されていくのです

メルカリなどで、ただの金属片を「電磁波対策」とか「思考盗聴防止」とうたって2000円や3000円で売っている人がいます

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