ウクライナのゼレンスキー大統領は米国のバイデン大統領に対して、たとえ実際の加盟が戦争終結後であっても、ウクライナを「今」、北大西洋条約機構(NATO)に招待するよう呼び掛けた。

ゼレンスキー氏はCNNの取材に対し、バイデン氏がウクライナがNATOに加盟するかどうかを決定する人物だとの見方を示した。

ゼレンスキー氏は、バイデン氏がNATOにおけるウクライナの将来を支持しているとしながらも、今招待すれば、ウクライナ軍の兵士にとって強い意欲を与えるものとなるだろうと語った。

ゼレンスキー氏は、戦争が終結する前にウクライナがNATOに加盟することはないということも理解していると言い添えた。

NATOによれば、ウクライナのNATO加盟への意欲は憲法にも記されており、NATOとウクライナの関係は1990年代初めにまでさかのぼる。NATOは今月11~12日、リトアニアで、首脳会議を開催する。ウクライナの加盟についても協議が行われる見通し。

https://www.cnn.co.jp/world/35206092.html