米ホワイトハウス内で3日遅く、白い粉が発見され、ホワイトハウスの一部が一時閉鎖される事態となった。米紙ワシントン・ポスト(WP)は、ワシントンの消防署によって白い粉がコカインであることが確認されたと報じた。

米政府要人の警護などを行うシークレットサービスの広報担当者は電子メールでの声明で、3日夕に「未確認の物体」が発見されホワイトハウスの一部が閉鎖されたと明かした。この物体はホワイトハウスのウエスト・ウイングで発見されたという。

ウエスト・ウイングは大統領官邸の西側に隣接する建物で、大統領執務室や閣議室、定例記者会見室のほか、大統領顧問やスタッフのオフィスなどがある。

発見時、バイデン大統領はホワイトハウスに滞在していなかった。

シークレットサービスの広報担当者によると、ワシントンDCの消防署によって物体が危険物ではないと判断された。現在はこの物体の侵入経路や原因について調査中という。

WPの報道によると、ワシントンDCの消防署の危険物処理班に所属する消防士が物体の検査結果として「塩酸コカイン」であることを無線で報告した。また、事情に詳しい関係者2人もホワイトハウスで発見された物体がコカインであると確認したと伝えた。

https://jp.reuters.com/article/usa-white-house-cocaine-idJPKBN2YK19T