タイガース0-1アスレチックス」(4日、デトロイト)

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(29)は、0-0の九回に3番手で登板し、無安打無失点と好リリーフ。直後にチームが勝ち越しに成功し、今季5勝目を挙げた。

 藤浪は先頭ロジャーズを空振り三振に斬ると、続く打者も164キロのフォーシームで空振り三振。7番カブレラには、すべて100マイル(160キロ)オーバーのフォーシームで3球三振を奪う、完ぺきな投球を披露した。12球のうち11球が直球の真っ向勝負で、最速はカブレラへ投じた最後の1球、102・1マイル(164・3キロ)。6月5日パイレーツ戦と並ぶメジャー自己最速タイをマークするなど、覚醒の予感を漂わせる投球だった。

 チームはタイブレークの延長十回表に1点を先制。この1点を4番手のメイが守り切り、藤浪が勝ち投手となった。

 メジャー1年目の藤浪は、ここまで28試合に登板し、4勝7敗、防御率9・57。1日ホワイトソックスとの前回登板では、延長十回から6番手で登板し、1回無安打無失点、2奪三振。その裏にサヨナラ勝ちを呼び込む好投で4勝目を挙げていた。

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