プーチン大統領をひざまずかせる…故郷に50億ルーブル支援引き出した8歳少女の正体

7/5(水) 11:38配信

ロシア民間軍事会社「ワグネル」の武装反乱後に統治力に「致命傷」と負ったという評価を受けたプーチン露大統領が、
積極的な宣伝戦で「イメージメーキング」に取り組んでいる。

4日(現地時間)の英スカイニュースによると、プーチン大統領はこの日、大統領府に8歳の少女と少女の両親を招待した。

報道によると、プーチン大統領は先月28日にダゲスタン自治共和国のデルベントを訪問した際、
自分に会えずに泣いたという少女の写真を後に見た後、この少女を大統領府に招待することになった。
大統領府が公開した映像で、プーチン大統領は少女と母親に微笑みながら花束を渡した。

続いて シルアノフ財務相に電話をかけ、少女と通話をさせた後、故郷ダゲスタンに対する追加予算支援を要請した。
シルアノフ財務相は当初、電話を受けて当惑し、少女のあいさつに答えなかったが、説明を聞くと予算支援に同意した。
プーチン大統領は少女に「ダゲスタンのために50億ルーブル(約79億円)を支援する」と約束した。

スカイニュースは「このすべての場面はプーチン大統領が温かくて思慮深く、統制力があるという点を見せるために考案されたとみられる」と評価した。

プーチン大統領は「ワグネル」創設者プリゴジン氏が反乱を中断してから4日後の先月28日、モスクワを離れてダゲスタン共和国デルベントを訪問した。

プーチン大統領はここで歓待する人々と握手し、写真撮影に応じ、子どもを抱きしめるなど楽しむ姿を演出した。
こうした異例の行動については、依然として大衆の強い支持を受けていることを誇示するためという分析が出ていた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/bdcab32b3b17364ab7a2a93116300aedbf450930