南アフリカなどからの出稼ぎ労働者が激怒! 果物収穫は奴隷労働

■イングランド南部のフルーツ農場で収穫作業員として働いた南アフリカ出身の女性が「奴隷労働」のようだったと話した。
BBCニュース(電子版)が報じた。

 シビル・ムセザネさんは貴族院委員会で「我々は人間として見られていなかった」と語った。
「労働者は名前ではなく番号で呼ばれ、まるで刑務所のようだった。1日に18時間働かされた上、混雑したキャラバンでの生活を強要された」と証言。
上司に苦情を訴えると国外退居処分にすると脅されたという。

 カザフスタン出身のアンドレイ・オクリメンコさんは「仕事が遅かったり品質に問題があったりした場合はビザを取り消すと脅された。
我々は見下され、操られていた」と振り返った。同じくカザフスタン出身のヴァディム・サルドフさんは委員会に
「5つ星ホテルを求めているのではない。雇用主は適切な生活環境と労働条件を提供しなければならない」と訴えた。

 オクリメンコさんもムセザネさんもSNSの募集広告に応募したという。
イングランドまでの航空券代とビザ取得にかかった費用は自腹だったと報じられている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

https://www.japanjournals.com/uk-today/18091-230704-1.html