玉川徹氏、シニア層の働き方改革を提言…
「働ける人であれば何十代であっても働くんだという
社会にこれから変わっていく」

2023年7月5日 10時26分

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)は
5日、日銀が3日に発表した短観で従業員の過不足についての調査で
宿泊・飲食サービスが過去最大のマイナス水準となったことを伝えた。

 これを受けて人手不足を解決するカギをスタジオで議論した。
カギの一つは、ロボットの導入。2つ目がシニアの労働力でこれに
関連してスタジオでは、「何歳まで働きたいか」の問いで60〜74歳の
男女が回答した調査結果を紹介。それによると70代以上まで
働きたい人が7割を超えていた。


 一方で「シニアで5年以内に仕事探しをしたが見つかっていない人」が
53・7パーセントに上った調査結果も紹介した。シニア層の仕事探しが
難しい現状にコメンテーターで同局の玉川徹氏は「企業も含めて
社会の固定観念なんです。60歳を過ぎたらというか高齢になると
仕事ができないものだという固定観念がずっといまだに
残っているということなんです」と指摘した。

 続けて「しかし、例えば30年前、40年前と60代、70代
全然違いますよね。これがさらにこれから変わっていきます。
僕も老化のメカニズムの解明とかの取材をずっとやっていますけど、
いわゆる不老不死の不死は難しいけど、不老に関してはそんなに遠くない
将来にかなり改善される」とし「そういうふうなことで言えば、
今、全部高齢になったら仕事ができない前提で社会が
組み立てられています。例えば年金もそうじゃないですか。
65歳になったら、なんでお金払うんですか?それも65歳以上の
年金をなぜ若い人たちが働いて支えるんですか?それは65歳以上の人が
働けないっていう前提に立っているから。だけど、これからは、
そうじゃなくなっていきます。そうなった時には、社会をもう一回、
デザインし直さなくてはいけない」と提言した。

 続けて「例えば働けない人はどんな世代だっています。例えば
病気があったり、ケガがあったり、事故にあったりいろんな理由で
働けない人がいる。これは年齢にかかわらず社会が支える。しかし、
働ける人であれば何十代であっても働くんだという社会にこれから
変わっていくので、そっから逆算して社会の制度をこれから
考えないといけないんだと僕は思います」とコメントしていた。

https://news.livedoor.com/article/detail/24551391/