佐賀空港への駐屯地建設 一部地権者が工事中止求め提訴へ 佐賀市特別委は現地視察

7/4(火) 15:59配信

佐賀空港への自衛隊のオスプレイ配備計画に伴う駐屯地の建設工事をめぐり、
佐賀市議会の特別委員会が土砂を運ぶダンプカーの運搬経路を視察しました。

一方、一部の地権者は工事中止を求め提訴する方針です。

先月から佐賀空港周辺で始まった駐屯地の建設工事について、九州防衛局は現在、午後6時半までとしている
土砂の運搬作業を今後は段階的に24時間態勢に移行する方針です。4日は佐賀市議会の特別委員会の委員12人が佐賀市東与賀町の運搬ルートを視察し、
近くに住んでいるという人から運搬経路の中には地盤が軟弱な部分もあるほか、道路に面した住宅では振動が大きいといった訴えを聞いていました。

【住民】
「夜中も走ると連絡を受けている夜中ってもう静まっているから」

【佐賀市議会特別委員会 嘉村弘和委員長】
「深夜だと大変だろうなと感じを受けた。我々としては議会としての市民の意見を伝えていくことは必要」

このほか、住宅が傾いた場合に備えて家屋調査をしてほしいという意見もあり、委員会では今回の意見を踏まえて対応を検討していきたいとしています。

一方、駐屯地の建設をめぐり一部の地権者は、工事の中止などを求めて佐賀地方裁判所に提訴する方針を固めました。6日記者会見し、正式に表明する見通しです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/18b388d3f470a32c600911277930f788c1b781b7