<最高峰に学ぶ 富士山自然誌研究会>甲虫を調査 鈴木愛広さん
https://www.tokyo-np.co.jp/article/249892

今回は富士山に生息する甲虫を調査している鈴木愛広(よしひろ)さん(60)が登場。
あまり明らかになっていなかった南麓域での生息を数多く記録し、成果を上げている。
◆南麓域の生息を数多く記録 東富士演習場で新発見


 自宅から一キロ以内に駒門風穴(こまかどかざあな)(静岡県御殿場市)があって子供の頃からよく通った。
駒門の名を冠する「コマカドメクラチビゴミムシ」「コマカドオビヤスデ」などは中学時代の
「洞窟性生物の研究」につながった。ちょうど富士急行が富士山総合学術調査を出した頃で、
富士山の周りの溶岩洞窟ばかりやたら詳しく出ていた地図を穴の開くほど眺めた。
 富士岡中学校科学クラブの特権(?)により無料で何回も駒門風穴に入り、
先の二種やキョウトメクラヨコエビ、ガロアムシを見つけては何ともいえぬ喜びを感じていた。