安倍晋三元首相が銃撃され亡くなった事件をめぐり、関西テレビの報道番組「報道ランナー」のMCを務める新実彰平アナウンサー(33)が、安倍氏に対し「生きて歴史の審判を受けてほしかった」と発言し、炎上していた問題で、同局の羽牟正一社長(69)は28日、オンラインで行われた夏季社長会見で「より的確な表現はあったのでは、と思う部分はあるが、新実君には引き続き頑張ってほしい」と理解を示した。

 ことの発端は12日放送の同番組だ。安倍氏の葬儀に参列した松川るい氏へのインタビューを通じて安倍氏の外交功績などを報じた後に、新実アナが「生きて歴史の審判を受けてほしかった」と、安倍氏の〝負の側面〟にも焦点を当てる形で締めくくった。

 これにネット上が反応。自民党の添田詩織泉南市議は「安倍元首相の葬儀に参列した松川るいさんにインタビューした後、『生きて歴史の審判を受けてほしかった。』と発言。は??殺意沸いた。」とツイートするなど、炎上した。

 新実アナは批判に対し、自身のツイッターで「松川議員が外交成果を激賞し、出演者が決断力や人柄、悲しみを語り、30秒で私がネガティブな面に言及。そのバランスが私の価値観であり、その全てを審判の対象として発言」などと反論した。

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