<第二回>「わたしのはいつ生えてくる?」子どもの性の疑問、親はどう答える? お風呂で洗ってあげるときはどうする?
https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/28879

(前略

「なんで私にはおちんちんがないの?」子どもの疑問にどう答える?


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――男女の身体の違いに気づいた娘に「わたしもおちんちんがほしい!」「いつ生えてくるの?」と言われることがあります。そんなとき「パパは男の子だからあるの。〇〇ちゃんは女の子だから生えてこないよ」と答えていますが、この対応で問題ないでしょうか。
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小さい子どもによくある疑問ですね。

今回監修した『アイラブみー じぶんをたいせつにするえほん』(後述)の中にも、主人公の“みー”が妊婦さんから「おんなのひとにはあかちゃんがでてくるあなもあるよ」と男女のからだの違いを教えてもらうシーンが出てきます。

子どもから「わたしにはなぜおちんちんがないの?」「ぼくにはあるのに、ママにはなんでおちんちんがないの?」などの質問をされたら、「男の子の性器はこうで、女の子はこうで……」と、性器の違いを伝え、その違いがあるからおしっこの仕方や洗い方が違うということを教える機会につなげられたらいいでしょう。

ただし、「男の人にはあるけれど、女の人にはないの」という、女性が『欠けている』『劣っている』『不完全な存在』とも取れる表現には気をつけてください。実際、男性の性器にしても「女性にはないもの」というより、器官として別の形(陰核)で存在しています。

なので「おちんちんは男の人にあるものだけれど、女の人も見えにくいところだけれどちゃんと男の人と同じようにおちんちんがあるんだよ」などと伝えられるといいですね。

また、「ちんちん」「おまた」という言い方も間違いではないけれど、大人になっても使えることばとして「男の子の性器」「女の子の性器」と言うんだよ、と子どもたちには伝えています。