「給食は残してもいい?」 いまの小学校はこんなに変わった!

「うちの子、好き嫌いがあって給食が心配」とか「少食なんです」といった
お悩みは保護者会でもよく聞かれます。昔は「残さず食べる」ことを第一に
指導してきました。

そのため、「昼休みになっても1人で食べさせられていた」といった辛い思い出を
お持ちの親御さんもいらっしゃることでしょう。けれど、今は食べられなくてもいいのです。
子どもたちには「自分が食べきれる量を知ろうね」といった指導を行っています。

具体的には給食当番が均等に配膳してくれたものを、後から増減できるようになっています。
自分で量を決めることができ、食べられる量を知ること。低学年はそれが給食の
めあてになっています。

嫌いなものは「チャレンジ」として、「少しだけでも食べてみよう」と指導しています。
嫌いなものをはじくのではなく、少しでもいいからがんばってみる。
一口でも食べられたら、「すごいね!」「意外とおいしい」など、
食べられることに自信を持たせるということが大切なのです。

1年生ですと、「半分だけならいけるかな?」というと、がんばろうとします。
全部だと戸惑うけれど、「半分」という選択肢を与えると、子どもは動くんです。

嫌いなものに「チャレンジ」はさせますが、強制はしません。
人は嫌いなものがあって当たり前。

嫌いなものを無理強いしてはいけないというのが、今の教育の基本なのです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1547741ca122c920305b08b072719f520df6b062