世界中で起こっている半導体不足は、スマートフォンや家電の製造が困難になったり、納品が遅れたり値上げに繋がったり、私たちの暮らしにも影響を与えています。

そんな中、中国広東省にある青島税関にて、乗客の男性が306個のCPUを身体に巻き付けて密輸しようとしたことが発覚しました。CPUも半導体が必要なので、密輸と深い関わりがありそうです。

事件が起こったのは、6月29日の16時ごろ。黒い半袖の男性が、税関にて無申告のゲートを通過しようとしたところ、歩き方が不自然だったことから呼び止められ、別室に連行されました。

男性の身体を調べてみると、おなか周りと太もも周りにいくつか小分けにされた包装が。それらはビニール製のフィルムとテープでグルグル巻きになっており、中を開けると大量のCPUが見つかったため、密輸対策部門に引き渡されたのだそうです。

こうした摘発は、課税対象となる製品を密輸しようとした場合や、あまりの大量っぷりに犯罪へと繋がる可能性が見出された場合にアウトとなります。この男性はそうした規定に引っ掛かったため、刑事責任に問われることになりました。

https://www.gizmodo.jp/2023/07/cpu-smuggling.html
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