松山市が今年度、ふるさと納税の返礼品に追加したスナック菓子「カール」が人気を集め、6月末時点で寄付額が約1000万円に達した。

 カールが販売されていない東日本からの申し込みが殺到し、予定数が早々になくなる想定外の事態に。市はメーカー側に追加発注し、14日から第2弾の申し込みを受け付ける。

 カールは、菓子メーカー「明治」が1968年に発売したロングセラー商品。2017年からは生産拠点が松山工場のみとなり、西日本限定で販売されている。

 市は4月26日から「うすあじ」「チーズあじ」の2種類を返礼品とし、各5000袋用意した。寄付額6000円で10袋、1万8000円で30袋が贈られる。

 市によると、開始当日から東京や神奈川、千葉など関東から多くの申し込みがあった。特にチーズあじが人気で、予定数が5月13日になくなり、追加した2200袋も6月1日に終了した。うすあじも4620袋の追加分を含めて6月30日になくなった。

 市が追加発注を依頼したところ、明治も「大きな期待に応えたい」と、第2弾として各5000袋を用意した。市地域経済課は「想像以上の勢いに驚くとともに、カールの国民的人気を感じている。全国で唯一の工場があることをさらに広く知ってもらいたい」としている。https://news.livedoor.com/article/detail/24596506/