パソコン画面にメッセージ「IPアドレスが不正利用された」 連絡した43歳男性が1650万円詐欺被害

12日正午ごろ、神戸市須磨区に住む不動産賃貸業の男性(43)が「パソコンの詐欺に遭って金をだまし取られた」と110番した。男性は、自身のパソコンが不正アクセスされたとだまされ、インターネットバンキングで何者かの口座に約1650万円を送金したといい、須磨署は詐欺事件として調べている。
同署によると11日夕、男性が操作していたパソコン画面に、警告音とともに「IPアドレスが第三者に不正利用された」との文言が現れた。記された番号に電話すると、片言の日本語を話す男が「1時間以内に対応しないと使えなくなる。パソコンで使う銀行口座の金も安全な場所に移動する必要がある」などと告げ、複数の口座を指定した。
男性は男の指示に従い、インターネットの口座から4回にわたって200万~1千万円を送金した。その後口座の取引ができなくなったため、銀行に相談して被害に気付いたという。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202307/0016577909.shtml