経済産業省は12日、次世代型原発の一種「高速炉」の設計や建設を担う中核企業として、三菱重工業を選定したと発表した。

 耐震性やコストなどの課題に対処できる計画性を持っているほか、技術や人材を含めたサプライチェーン(供給網)の維持、強化が可能な事業者と判断した。

 政府は廃炉の決まった原発について、敷地内で次世代型原発に建て替える方針を掲げ、3月から事業者を公募していた。経産省が同日開催した作業部会で、三菱重工子会社が提案した「ナトリウム冷却タンク型高速炉」を設計対象に選定。建設の担い手として三菱重工が適切と表明した。

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