ウクライナの警察官 震災の身元確認の経験を県警から聴き取り
07月13日 18時25分

ロシアによる軍事侵攻で多くの市民が犠牲となっているウクライナの警察官たちが福島県を訪れ、東日本大震災で亡くなった人たちの身元の確認を進めてきた福島県の警察から当時の経験などを聴き取りました。

福島県を訪れているのは、ウクライナ国家警察の鑑識部門の幹部10人です。

ウクライナでは、ロシア軍の攻撃で多くの市民が犠牲となっていますが、遺体の傷みが激しく身元の特定が難しい場合もあり、東日本大震災で多くの人の身元を確認してきた福島県の警察などから学びたいと来日しています。

一行は13日朝、福島県浪江町にある震災遺構の請戸小学校を訪れました。

このなかで福島県警察本部の担当者から、原発事故が起きたことで津波などで亡くなった人たちの捜索が難航したことや、遺体の傷みが激しい場合が多く、家族からDNAを採取して身元の特定につなげていったことなど、これまでの活動について聴き取りました。

※略※

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20230713/6050023223.html


ウクライナの農業視察団が福島・飯舘村に 除染土の再利用事業など視察 ウクライナで役立てる
福島テレビ
2023年7月13日 木曜 午前11:55

この視察はJICAの復興支援の一環で、ウクライナ政府の農業分野を担当する関係者などが7月10日から来日している。農業が基幹産業のウクライナでは、ロシアによる軍事侵攻後、ダムなどの灌漑施設が壊され、地雷などで農地の荒廃が課題となっている。
視察団は7月12日福島県飯舘村の長泥地区を訪れ、原発事故後からの復興や除染土を農地に再利用する事業などについて説明を受けた。
ウクライナ農業政策食料省・オルハパジニッチさん:「今日聞いた経験、やり方、除染土壌の処理の仕方やその利用方法は、ウクライナで役に立てるのではないか」
ウクライナの農業視察団は、7月17日まで郡山市や北海道を訪れ、灌漑施設や農業技術などを視察する予定。

https://www.fnn.jp/articles/-/556311