脱炭素につながる国民運動の愛称は「デコ活」に 環境省
2023/7/13 20:13(最終更新 7/13 20:14)


 環境省は13日、「2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロ」という目標実現に向けた国民運動の愛称を「デコ活」に決定したと発表した。

 デコ活は、脱炭素化という意味の英語(デカーボナイゼーション)▽エコ▽活動――の三つの言葉を組み合わせた造語。シドニー・オリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」ら計11人が選定委員を務め、13日の会議で、約8200件の応募の中から選んだ。高橋さんは「家で電球をLEDに替えるなど生活を見直すきっかけになれば」と愛称に込めた思いを語った。

 政府は、30年度までに温室効果ガス排出量を13年度比で46%削減する目標を掲げ、家庭部門で66%減を目指している。実現のため、環境省は22年10月、住宅の断熱改修や太陽光発電設置など、自治体や企業なども含め国全体で脱炭素につながる暮らしへの移行を後押しする国民運動を開始。当初「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」と命名していたが、外部から「名前が長すぎて浸透しない」と指摘があり、同省が5~6月に愛称を公募していた。【岡田英】

https://mainichi.jp/articles/20230713/k00/00m/040/341000c