【ウィンブルドン2023】 ベラルーシ選手に試合後ブーイング 握手拒んだウクライナ選手ではなく

テニスの4大大会の一つのウィンブルドン選手権が、ロンドン郊外のオール・イングランド・クラブで開かれている。9日の女子4回戦では、ベラルーシのヴィクトリア・アザレンカ選手(33)が、ウクライナのエリナ・スヴィトリナ選手(28)と対戦。接戦の末に敗れたアザレンカ選手は試合後、観客らからブーイングを浴びた。同選手は「フェアではなかった」と話した。
ウクライナで戦争が始まって以来、スヴィトリナ選手は、ロシアやその同盟国ベラルーシの選手と試合後の握手を拒んでいる。
これまで何度もそうした対応を繰り返しており、この日も試合の決着がついたあと、ネットに近寄ってアザレンカ選手と健闘をたたえ合うことはしなかった。

だが、1番コートを去るとき、ブーイングを浴びたのはアザレンカ選手のほうだった。
「私はどうすればよかったのか? じっと待つべきだったのか?」。アザレンカ選手は試合後、記者らに尋ねた。

https://www.bbc.com/japanese/66150963