クラゲに乗りながらクラゲを「食べる」 エビの赤ちゃん 和歌山県の水族館で公開

和歌山県すさみ町にある水族館で、エビの赤ちゃんのユニークな姿が話題を呼んでいます。

ゆらゆらと水の中を漂うクラゲにくっつく透明の生き物。

形はクモのようですが…エビの一種・オオバウチワエビの赤ちゃんで、5月に生まれたばかり体長4センチほどです。

クラゲに乗る様子から「ジェリーフィッシュ(=クラゲ)ライダー」と呼ばれ、6月から和歌山県すさみ町にある「エビとカニの水族館」で展示されています。

実はこのエビの赤ちゃん、クラゲに「乗っているだけ」ではありません。

日本では紀伊半島などの砂地に生息するうちわのような形が特徴的なオオバウチワエビ。

その赤ちゃんのエサとなるのは「クラゲ」などのゼラチン質プランクトン。

つまり…赤ちゃんはクラゲに「ライド」して海を漂いながら、クラゲを「食べて」いるのです。

その期間は稚エビに成長するまでのおよそ3カ月間。

その後は海底で貝などを食べます。

館によると、国内でも見られる水族館は少なく、7月下旬までの展示を予定しているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b96adb53743f7fc6e7df1626d601df8d32846e06