>>670
高畑の凄まじさは
まだ世の中に、引きこもりなんて用語が無かった1980年代にあって
社会との関わりを自ら断ち切って幼い兄妹二人だけの楽園を作ろうとしたらどうなるか、そして幼さの浅知恵ゆえにあっけなく破綻する悲劇
を描いてみせたことだ
戦争は単なる後景借景に過ぎない、いくらでも置き換え可能な普遍性ある物語
高畑自身も言うように、火垂るの墓は反戦アニメではまるで無い、その種のメッセージや説教はどこにも無い、清太少年は父ちゃんの軍隊が負けるはずはない!! と